フィオナの運命
もう一度ギュッと抱きしめてから、ルシアスはフィオナの身体を支えた。
「立てるか?」
「ええ」
二人で立ち上がり、辺りを見回す。
青い光は徐々に落ち着き、やがて黒い石碑が現れた。
「これは一体……」
二人が近づくと、フィオナの水晶が石碑に向かって光を放つ。
そこに青い、記号のような文字が浮かび上がった。
ⰁⰋ ⰕⰘⰅ ⰐⰀⰏⰅ ⰑⰗ ⰏⰀⰉ ⰃⰑⰄ ⰀⰉ ⰐⰀⰖ ⰁⰓⰅⰀⰍ ⰕⰘⰉⰔ ⰍⰖⰓⰔⰅ
「なんだ? この模様は」
眉根を寄せるルシアスの隣で、フィオナが小さく呟く。
「我が神の名において、今この呪いを解く」
「フィオナ、そなた読めるのか?」
「はい。なぜだか分からないのですが」
そう言ってフィオナは、再び石碑に目を落とした。
「Ⰰ ⰔⰑⰖⰎ ⰕⰘⰀⰕ ⰉⰔ ⰕⰓⰖⰎⰖ ⰁⰅⰀⰖⰕⰉⰗⰖⰎ
ⰐⰑ ⰖⰑⰐ ⰍⰀⰐ ⰔⰕⰅⰀⰎ ⰉⰕⰔ ⰓⰀⰄⰉⰀⰐⰍⰅ
真に美しき魂であれば、誰もその輝きを奪うことはできない
ⰁⰅ ⰖⰐⰄⰑⰐⰅ Ⱁ ⰁⰎⰀⰍⰅⰐⰅⰄ ⰘⰀⰐⰄ ⰑⰗ ⰄⰀⰓⰍ ⰏⰀⰃⰉⰍ
解かれよ、漆黒の闇の魔の手よ
ⰁⰅ ⰗⰓⰅⰅⰄ ⰀⰐⰄ ⰎⰅⰕ ⰖⰑⰖⰓ ⰎⰉⰗⰅ
ⰅⰐⰕⰅⰓ ⰕⰘⰅ ⰓⰀⰄⰉⰀⰐⰕ ⰎⰉⰃⰘⰕ
放たれよ、そなたの命を眩しき光の中へ」
するとまたしても、フィオナの胸元で水晶が輝く。
その光はルシアスの身体を包み、黄金の細かな輝きがルシアスの頭上に降り注いだ。
光が落ち着くと、フィオナがルシアスの右手を見て目を見開く。
「ルシアス様、刻印が!」
「え?」
自分の手首に目をやったルシアスも、驚いて息を呑んだ。
生まれた時から刻まれていた黒いいばらの刻印が、いつの間にか消えている。
「ルシアス様、もしや呪いが」
「……解けたのか?」
二人で顔を見合わせた時、石碑に新たな文字が浮かび上がった。
「立てるか?」
「ええ」
二人で立ち上がり、辺りを見回す。
青い光は徐々に落ち着き、やがて黒い石碑が現れた。
「これは一体……」
二人が近づくと、フィオナの水晶が石碑に向かって光を放つ。
そこに青い、記号のような文字が浮かび上がった。
ⰁⰋ ⰕⰘⰅ ⰐⰀⰏⰅ ⰑⰗ ⰏⰀⰉ ⰃⰑⰄ ⰀⰉ ⰐⰀⰖ ⰁⰓⰅⰀⰍ ⰕⰘⰉⰔ ⰍⰖⰓⰔⰅ
「なんだ? この模様は」
眉根を寄せるルシアスの隣で、フィオナが小さく呟く。
「我が神の名において、今この呪いを解く」
「フィオナ、そなた読めるのか?」
「はい。なぜだか分からないのですが」
そう言ってフィオナは、再び石碑に目を落とした。
「Ⰰ ⰔⰑⰖⰎ ⰕⰘⰀⰕ ⰉⰔ ⰕⰓⰖⰎⰖ ⰁⰅⰀⰖⰕⰉⰗⰖⰎ
ⰐⰑ ⰖⰑⰐ ⰍⰀⰐ ⰔⰕⰅⰀⰎ ⰉⰕⰔ ⰓⰀⰄⰉⰀⰐⰍⰅ
真に美しき魂であれば、誰もその輝きを奪うことはできない
ⰁⰅ ⰖⰐⰄⰑⰐⰅ Ⱁ ⰁⰎⰀⰍⰅⰐⰅⰄ ⰘⰀⰐⰄ ⰑⰗ ⰄⰀⰓⰍ ⰏⰀⰃⰉⰍ
解かれよ、漆黒の闇の魔の手よ
ⰁⰅ ⰗⰓⰅⰅⰄ ⰀⰐⰄ ⰎⰅⰕ ⰖⰑⰖⰓ ⰎⰉⰗⰅ
ⰅⰐⰕⰅⰓ ⰕⰘⰅ ⰓⰀⰄⰉⰀⰐⰕ ⰎⰉⰃⰘⰕ
放たれよ、そなたの命を眩しき光の中へ」
するとまたしても、フィオナの胸元で水晶が輝く。
その光はルシアスの身体を包み、黄金の細かな輝きがルシアスの頭上に降り注いだ。
光が落ち着くと、フィオナがルシアスの右手を見て目を見開く。
「ルシアス様、刻印が!」
「え?」
自分の手首に目をやったルシアスも、驚いて息を呑んだ。
生まれた時から刻まれていた黒いいばらの刻印が、いつの間にか消えている。
「ルシアス様、もしや呪いが」
「……解けたのか?」
二人で顔を見合わせた時、石碑に新たな文字が浮かび上がった。