喫茶店の常連客に求婚されました!【店ごと買い取るってどういう事ですか?】
次の日の朝、ベッドで目覚めた悠乃
「あれ?悠乃ってベッドで寝たっけ」
隣のベッドを見ると使った形跡はなさそうで綺麗なままだった。
テーブルの上にメモが置いてあり
『東京に帰ったら一緒にお酒を飲みたいですね よいお年を』
と書かれてあり、裏を見ると名刺だった。
立木グループ統括
雲母ホテル総括マネージャー
立木克哉
この前、伯父さんに渡した名刺とは違う名刺だった。
悠乃は財布に名刺を入れ
「お酒飲んでみたいなぁ、ふふっ」
と顔を洗いに洗面所に向かった。
朝食はホテルの宿泊者以外も食べることが出来て、大勢の人がいた。
バイキング形式になっており部屋のカードキーを見せると空いている席に案内をしてくれたのだ。
1階にエレベーターで降りた時、フロントをチラッと見たが立木さんは立っていなかった。
別のお仕事中かな?
朝食も美味しく頂き、チェックアウトの準備を始める。
1泊だったので少し大きめのカバンにしてスーツケースは持ってこなかったが立木さんは結構大きめのスーツケースだったな〜
そういえば昨日、従業員の体調不良が多くて急遽手伝いに来たと話していた。
あの名刺のメモもよいお年をって書いてたから結構ここに滞在するんだ…
部屋を見渡して忘れ物がないかを確認するとフロントに行きチェックアウトをした。
立木さんはやっぱりいなくて雲母ホテルを出た。
今日は悠乃の大好きなテーマパークを予定してたんだけどなぁ…
あまり人混みが好きじゃない彼氏だったからこういう旅行時なら行ってくれるかもと予定していたんだけどパワースポットを探して回ってみるかー
悠乃はスマホを手に雲母ホテルから歩いて帰って行った。