喫茶店の常連客に求婚されました!【店ごと買い取るってどういう事ですか?】
先のコーヒーを出したお客さんが帰っていき、悠乃は外の看板を入れてドアのところを𝐂𝐋𝐎𝐒𝐄にした。
『誠に勝手ながら店主不在の為休業にします』
と張り紙をした。
あっ、立木さんの車…
店の電気も立木さんの上の1つだけつけて後は消していった。
「洗い物していいですか?」
立木さんに声をかけ悠乃は奥に引っ込んだ。
奥から出てくると立木さんに食後のコーヒーを出して、悠乃もエプロンを外していた。
「今日は仕事はお休みですか?」
「いえ、今日は夜から入ります」
「えっ、寝なくて大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、出れますか?」
「あっ、はい、バッグを取ってきます」
立木は店から出ていった。
中から鍵をかけて、裏口から悠乃は出ると車に乗り込んだ。
「お願いします」
「悠乃さん、浅草寺は行ったことありますか?」
「1度だけ両親と行った事があります、子供の頃ですね、家からは少し遠いので」
「お参りした後に食べ歩きでもしましょう」
「はい…えっ、食べ歩きって立木さんはさっきご飯を食べましたよね?」
「そうですね、でも到着まで1時間ほどかかりますし、お腹いっぱいではないので」
「凄い…」
「朝、ランニングをするのが日課なんですけど、食べるのが好きなので肥えないように運動もしてる所はあります」
「成人男性にはあのモーニングの量は足りないんですね」
「そうですね、ペロッといっちゃいます、まあ私は夕方の方が割合は多いと思うのでがっつり食べれますよ」
そっか…
「あの、結局誕生日はいつなんですか?」
「あー(笑)私は22日です」
「2が全部ですか?覚えやすいですね」
「よく言われます」