喫茶店の常連客に求婚されました!【店ごと買い取るってどういう事ですか?】
家族

昼前に雲母ホテルのフロントでスタッフの皆様から結婚のお祝いの花束をもらった。

「わぁ〜綺麗、ありがとうございます」

「またお越しください」

「はい!」

2人は車に乗りこみスタッフに見送られてホテルを後にした。

「お昼ご飯どうする?」

「そうだな…俺の荷物はもう喫茶店の方に置きたいから『夢乃』で食うか?」

「そうね、伯父さんにお礼もいいたいし、頂いたお花を店に飾りたい」

『夢乃』に到着し、店のドアを開けると常連さん達がたくさんいて、お店に飾り付けをしていた。

「えっ?何してるの?」

「悠乃の誕生日を…なっ、明日来た時にびっくりするように飾り付けをしてたんだよ」

「わ〜びっくり(笑)何で、今まで飾り付けなんかしたことないでしょ」

「昨日急にお店が休みだったからみんな気になって今日来たんだよ、そしたら悠乃ちゃんの結婚式だったってマスターから聞いてさ」

「そうそう、いつもなら張り紙があるのに無いから心配で…」

あっ、そっか悠乃にバレるから急に休みにしたのか…

「まあもうバレちゃったし」

常連さんはクラッカーを店にいる人に渡していき

「せーの」

『悠乃ちゃん、誕生日おめでとう』

パァーンとみんながクラッカーを鳴らしてくれた。

「ありがとうございます!」

「そして、結婚もおめでとう」

克くんの方にもお祝いの言葉をくれた。

「ありがとうございます」

克くんも常連さん達に頭を下げていた。

「お腹空いたからここで食べようってなって来たの」

「俺、荷物を置いてくるよ」

「うん、克くんは何食べる?」

「明太子クリームパスタで」

「了解〜」

克哉は1度店から出て裏に荷物を置きに行った。

店に戻ると悠乃さんはカウンターに立って常連さんと楽しそうに話をしていた。

やっぱり悠乃さんはこの場所が好きなんだな…
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