喫茶店の常連客に求婚されました!【店ごと買い取るってどういう事ですか?】
立木さんはびっくりして固まっていて
「無理なら大丈夫です」と言うと
「し、少々お待ちください」と言ってパソコンを見ていた。
「少し遅くなるんですが21時でしたら大丈夫です」
「大丈夫です」
「では、お部屋の方にお食事を運ぶことになるのですが…」
「はい、お願いします」
「505号室になります」
立木さんからカードキーを受け取ると女性のスタッフが
「エレベーターにご案内いたします」と話しかけてきた。
「ありがとうございます」とエレベーター前に行くと笑顔で話しかけてきた。
「うちの立木とお知り合いみたいでしたが東京からいらしたんですか?」
「あ、はい、知り合いと言う程でもないのですが…」
エレベーターが到着してボタンを押してくれて「ごゆっくりどうぞ」と頭を下げられた。
「あ、ありがとうございます」と思わず悠乃も頭を下げた。
基本お店があるから旅行とかは初めてで、伯父さんに休みをもらったけど他の接客を見るのも勉強になるな。
カードキーを差して部屋に入ると夕日がとても綺麗に見えた。
「わー、凄い綺麗…」
外の景色も部屋の中も最高だった。
「確か温泉もあったはず…」
部屋の中にもお風呂はあったが1人だし大きなお風呂に行こうと支度をした。
1人でも楽しまなきゃ損損!
お風呂から戻ると少しウトウトしていたようでノックの音で目を開けた。
「はーい」
ドアを開けるとワゴンと一緒に立木さんがやってきた。
「失礼いたします」
「いらっしゃいませ〜(笑)」
いつものスーツ姿ではなくハイネックのアンダーに同じスポーツブランドのウインドブレーカーの上下だった。
「初めてスーツ以外の姿を見ました」
「ですね、これから食事と仮眠の時間に入るので着替えました」
そう言うと料理をテーブルに並べてくれた。
「無理を言いましたか?お食事キャンセルも申し訳なくて…」
「大丈夫ですよ、こちらこそお邪魔してすみません」
「一人で食べるより立木さんと食べる方がいいと思ったので(笑)」
「あ、ありがとうございます」