魔法学校☆アルミラージ
「リュカ?どうしたの?」
急に笑い始めたリュカを不思議に思ってアシェルが聞くと「何でもない」と言ってリュカはアシェルを抱っこした。
「ありがとな、アシェル。お前のおかげで大事な事にやっと気付けたよ」
「え?大事な事?」
「いや、良いんだ。とにかくありがとう。俺次は多分個人試験で拍手されるかも」
「???」
さっきまで元気がなかったはずなのに突然機嫌が良くなったリュカに抱っこされたままくるくる回られて 何が何だかアシェルにはさっぱり分からなかったが、リュカが元気になったならまぁ良いやと思って えへっ と笑った。
その日の夕方4時20分。アシェルに道を聞いてメモした紙を頼りにザッハトルテの店の前まで 何かを決意したような表情でリュカが行くと 店の前のマカロンの花が咲く花壇に足を組んで座ってリュカが来るのを待っていた男がやって来たリュカを見て「ようやく来たか」とニッと笑った。
「待ってたぜ、リュカ」
オーブリーは立ち上がると「来いよ!殻破ってど派手で忘れられない舞台にしてやろうぜ!」と親指で店を指差し言った。