Toxic・Romance
一軒目は程なくしてお開きになって、そのまま、流れで二軒目にいく人もいるらしい。「月島さん、どうする?」と言われて「ねむくないので、参加します!」と、Goサインを送った。
「OK。片桐はどーするー?」
「行く」
片桐さんも参加組らしい。これが華金……いや、わくわくどきどきのわくど金だ……!
二軒目はダーツバーだった。生まれてはじめてのダーツバー。オシャレな人ばかりいて、私のような人間がこの店の口コミ評価を下げないかとても心配だった。
一度だけダーツをした。一位はご褒美、最下位は罰ゲームがあるらしいとのことで、かなり意気込んで投げたけれど、すべて空振りだった。そして悔しいけれど、片桐さんは当たり前に上手だった。
一位が片桐さんで、最下位がわたしという状況が完成した。罰ゲーム、どうしよう……と悩んでいたら「俺のご褒美、最下位の罰ゲーム、無しでいいよ」と王子さまよろしく、イケメン発言をした。
周りから祝福とも冷やかしともとれない、囃し立てる空気が押し寄せて「大丈夫なんですか」と言えば「大丈夫でしょ」と、片桐さんは平気そうだった。