Toxic・Romance
「俺、もこもこしたパジャマがいい」
片桐さんはもこもこしたパジャマがすき。
「そうなんですね!なにか理由があるんですか?」
情報をアップデートさせていると、真上から片桐さんのアンサーが落っこちた。
「寝る時抱きしめたいから」
「へ!?」
「もこもこしたのが気持ちいじゃん?」
「(……そうなの?)」
抱きしめる相手がいない私はそれを知る術はない。ただ、着用の心地良さはわかる。それが後押しになって、もこもこのパジャマを買った。
「これ、可愛いです」
ホットケーキ柄のかわいいそれは普段使いと言うよりも、誕生日やクリスマスに自分へのご褒美として購入する額で気が引けたけれど、「じゃあ、それにしよう」と、当たり前に片桐さんは決定して“彼氏”よろしく勝手に買おうとするから、どうしようと短く悩んで「ありがとうございます」とお礼を告げた。
「今日は泊まる?」
耳元で秘密を囁かれた。“抱きしめるよ”の隠語に取られる。
「今日は……ご遠慮します……」
みるみる赤くなるのを感じると、慈悲深い片桐さんは「分かった」と了承してくれた。
片桐さんはもこもこしたパジャマがすき。
「そうなんですね!なにか理由があるんですか?」
情報をアップデートさせていると、真上から片桐さんのアンサーが落っこちた。
「寝る時抱きしめたいから」
「へ!?」
「もこもこしたのが気持ちいじゃん?」
「(……そうなの?)」
抱きしめる相手がいない私はそれを知る術はない。ただ、着用の心地良さはわかる。それが後押しになって、もこもこのパジャマを買った。
「これ、可愛いです」
ホットケーキ柄のかわいいそれは普段使いと言うよりも、誕生日やクリスマスに自分へのご褒美として購入する額で気が引けたけれど、「じゃあ、それにしよう」と、当たり前に片桐さんは決定して“彼氏”よろしく勝手に買おうとするから、どうしようと短く悩んで「ありがとうございます」とお礼を告げた。
「今日は泊まる?」
耳元で秘密を囁かれた。“抱きしめるよ”の隠語に取られる。
「今日は……ご遠慮します……」
みるみる赤くなるのを感じると、慈悲深い片桐さんは「分かった」と了承してくれた。