Toxic・Romance
包み隠すことなく告げた。やっぱり、こういうのは言わない方がかっこいいのかもしれないけれど、私にその美学は似合わない気がする。
「だから、私に出来ることを増やしてくれると、とってもありがたいです」
私があまりに神妙な面持ちだからか、片桐さんは力の抜けたような顔で、「ふは」と笑った。
「笑わないでください!」
「ごめんごめん。じゃあ、好きな映画観ようか」
「……良いんですか?」
「うん。眠くなったらそのまま寝るよ」
「もちろんです!」
どうやら、今日も幸福の延長は確定されているらしい。