一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
「ま、でも参考になるアクションや感情はあったんじゃないかしら?
それを活かして、次はあなたが仕掛けなさい」
全てを見透かしているような微笑みに、視線が泳ぐ。
ここ最近心臓が忙しくて、あれか、これか?といろんな場面が蘇る。
「蓮はセンターなんだから何が起きても狼狽えない。
昊は――……」
SEIKOさんの粛々とした指摘を遠くに聞きながら、私はずっと答えを探している。
観ている人を恋に落とすのに必要なのは、
距離感?目線?触れ方?
理屈っぽく考える頭の片隅には、
私の手首を捉えて大人っぽく笑う南と、頬を掬って切なそうに眉を寄せるユウキの顔がチラついている。
(きっと、上辺だけ真似してもだめな気がする……)
なんとなく、そう思った。
「――と、いうわけでお粗末ではあったけど」
長々と続いた指摘を終えて、SEIKOさんが一息つく。
くらって疲れ切った顔で、私達はゆっくりと顔を上げた。
「これまでのお行儀のいいパフォーマンスよりかは、ずっと魅力的だったわね」
そう言って、SEIKOさんはフッと微笑んで一歩下がる。
この時を待っていたとばかりに冴さんとRyoさんが前に出てきて、すごい勢いでお説教大会をし始めた。