一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
――私たちが小さくなっているのを遠目に見ながら、未だにハラハラしている宇都さんがSEIKOさんに耳打ちする。
「よかったんですか?あれ……
ユウキさんと南さん、どう見ても千景さんを取り合ってましたけど……」
身も蓋もない表現に、SEIKOさんの口から小さく笑いが漏れる。
「彼女が女の子だって知ってるからそう見えるのよね」
「知らなくても、なんかおかしいのはみんな感じてそうでしたよ……?」
宇都さんがSEIKOさんの顔色を伺いながら、慎重にツッコむ。
SEIKOさんはゆっくりとひとつ頷いた。
「そもそもユウキと南は、千景の正体を知っているのかしら?」
「あっ、確かに…!」
「そういうことよ」
宇都さんを煙に巻いて、SEIKOさんは前に向き直る。
恋色サイダーが世に出るのはもう少し先の話。
どこまで化学反応を起こし合えるかと、SEIKOさんは肩を揺らした。