一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
今日の私の髪型はいつも通り。
服装だってシャツにハーフパンツの男子仕様。
それでも、自分の中の颯斗を掴んだ蓮は――……
荒く振った私の二の腕を、追いついた蓮がパシッと掴む。
私が振り返るより早く、ふわりと優しく引っ張られて蓮の体と背中がぶつかる。
「“はい、捕まえたー”」
背中向きにぎゅっと抱かれて、腕の中。
甘い声が耳元で直接響いてくる。
誰が相手でも関係なく、颯斗になれるようになっていた。
ボン!と顔が熱くなる。
肩に顔を置いた蓮が、横目にそれを見て悪戯っぽい顔になる。
「ね、今の颯斗っぽかった?」
ッわ――――――――!
わざと耳に唇を寄せて、囁くように。
吐息がかかってゾクッとして、破裂しそうな心拍にこくこくと必死で頷いた。