一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
酷く投げやりな声色に、ゆっくりと蓮の顔を見上げる。
色っぽいタレ目は光を失って、冷たい色をしている。
薄く笑うその顔には、深い諦観が浮かんでいた。
「もういい。やらかしました。
すいませんでした」
淡々とした投げやりな言い方。
下げた頭が、慣れてるみたいで痛々しい。
「蓮!違うなら違うって言わないと!
ちゃんと事情を話せば、みんなわかって――……」
「くれないよ、誰も」
冷たい声が私の言葉を遮る。
「現に今だってそうだし。
弁明したところで無駄。どうせ誰も信じない」
その目の奥は、必死に悲しみを堪えているように見えるのに。
ふっと笑う蓮は、荷物を手に取って躊躇いもなくレコーディング室を出ていってしまった。