一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
「あ゛ーくそ、まだ叩かれてるッ」
レッスン合間の休憩時間。
みんなで床に座っていると、スマホをスライドするユウキがイライラしたように舌打ちする。
検索ワードは“flying-Hi”。
つまり、蓮だけじゃなく私たちもダメージを食らってるってことだ。
「もう見るのやめれば。意味ないから」
ペットボトルの蓋を回しながら、昊が淡白に言った。
「まー気になるのもわかっけどねー。
あんまカリカリしてっとお肌荒れるぞ〜?ウサ」
「……っ、うざい!」
煽る南に、チィッとさっきより大きな舌打ち。
険悪な空気が満たす中、私はその中で胸を痛めながら戸惑っていた。
「もうやめようよ!
……というか、蓮の心配しよ?すごい叩かれてるし、もし見てたら相当辛いよ」
私がしゅんとしたのを見て、ユウキの勢いがほんの少し収まる。
南と昊も一拍だけ話すのをやめた。
「……自業自得」
「なんであんな奴の肩持つんだよ!」
鋭く短い昊の声と、荒い口調のユウキの声が重なる。
南はまだ黙ったままで、それからひとつ息を吐いた。