一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
「千景はなんで、蓮はやってないと思うわけ?」
「え?」
「発覚した時、昔の写真だって言う蓮の言葉、信じてただろ」
今にも噛み付いてきそうなユウキのことを手で制しながら、南は真面目な顔で私を見つめる。
私は何をどこまで言うか少し迷ってから、話し始めた。
「……蓮は、チャラチャラしてるけど……
その裏で、ちゃんと真剣に努力してたから」
キャラに合わないとかダサいとかって、蓮は隠そうとするけど。
妹たちのお世話をして、家のことをして、
それを言い訳にしないで努力し続けてきた蓮は、かっこいいと思うから。
「みんなのことだって、よく見てるよ!
今回の曲で悩んでた俺に、“美嶋千景を演じたら”ってヒントをくれたのも蓮だし……
それって、俺たちのパフォーマンスを普段から見てなくちゃ言えないよね」
ユウキと昊の目つきが、ほんの少しだけキツさを緩める。
私はちょっと前のめりになって、話し続けた。
「それに、それにさ、」
私が一番、信じたかった理由は……
「蓮はflying-Hiの仲間だもん!
仲間が違うって言うなら、俺はそれを信じたいよ」