一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
#33 必ず助けるから!
「ん……」
目を開けると、ぼやりと知らない天井が映る。
なんだかおでこが冷たい。
ちょっと薄い座布団が、重たい頭を支えてくれている。
「お、千景。目ぇ覚めたか」
私の顔のすぐ隣で、南に高い位置から見下ろされている。
そこに、突然視界にタレ目の瓜二つがパッと飛び込んできた。
「おはよーかげちゃんっ」
「あそぼあそぼっ」
むくりと体を起こすと、鈴ちゃん蘭ちゃんがその周りをぴょこぴょこと跳ね回る。
……そっか、ここは蓮の家。
そして私は、突然開いたドアにぶつかって、気絶したんだった。
「こら、“あそぼ”じゃない。
まずはかげちゃんにごめんなさいだろー?」
ちゃぶ台を挟んで向かい側に座る蓮が、呆れたように顔を顰める。
なんだかその顔が、なんだかお父さんみたいだった。