一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
思わず視線が斜め上を向く。
“みんなで”とか、“誰と”って言っちゃだめって南に言われたけど。
なんでなのかはわからない。
けれどみんなで蓮の頑張りを見るために必要なことだからって言ってたから、多分そうなのだろう。
「はっ!?」
ユウキが大きな声を出すから、びくりと身体が跳ねる。
声の通り目が見開いて、頬も少し赤かった。
「あ……急だし難しいよね。ごめん、なかったことに——」
「待っ……!」
焦った声に、首を傾げる。
さっきより真っ赤なユウキが、眉を吊り上げて視線をあちこちに彷徨わせてからまたこっちを向いた。
「いい、別に……!明日もそんな早くないし。
一緒に観てやる」
表情と言葉が一致してなくて、ぽかん。
けど、オッケーってことだよね?
「そっか、ありが——」
「よっしゃー!んじゃ、今からウサんちに押しかけっぞー!!」
ドンッと背後から衝撃がして、ハイテンションな南に肩を組まれる。
「ごめんねぇ、ウサちゃん。あ、お菓子とか飲み物は俺らが用意するからね〜」
「ウサ、ご愁傷様」
待ってましたとばかりに寄ってきて、勢いで押していく南達にユウキの顔が引き攣る。
「お前ら……ッ
ふざけんな————!」
——こうして、ユウキの家にみんなで集まることになったのだ。