一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
「俺は実家だしー。もうなくね?場所」
「いや。……ひとつだけある」
南の口元が、ニヤリと不敵に吊り上がる。
楽しそうに細まる切れ長の目が向いた先には、リズミカルにふわふわ揺れる紫頭。
「……いやいやいや。絶対無理でしょ〜。
ウサちゃん潔癖そうだもん。入れてくれるわけないって」
今更声を顰めた蓮が、真顔で手のひらを振る。
それでも南はしたり顔だ。
「入れてくれないだろーなぁ。
……俺らが頼んだら、な?」
ちらりと目線を向けた先は、ユウキのいる反対側。
そこを見た蓮が何かを察して、「あぁ」と悪い笑みを浮かべた。
——……
「ユウキ!」
ユウキが設置していたスマホカメラの録画を切ったタイミングで、後ろから声を変える。
一息ついて顎に落ちる汗を拭ったユウキが、私の方に振り向いた。
「ねぇ、今日さ。蓮のドラマの初回放送の日でしょ?
この後よかったら、鑑賞会しない?ユウキの家で」
——って、感じでいいのかなぁ?