一等星センセーション―日陰女子、イケメンアイドルになります!?―
2月に突入して、レッスンの合間に収録や撮影、
いわゆる“お仕事”と言えるスケジュールが増えてきた。
デビューまであと3か月。
グリーンバックを背景に、バシャバシャとカメラのフラッシュが迸る。
ここは撮影スタジオ。
今はデビュー曲“Flying High”のCDジャケットと、特典ミニ写真集の撮影中。
シンメコンビのツーショットの撮影ターン。
ユウキと2人、並んで地べたに座って頭を寄せ合う。
「ウサくんその表情いいね!
千景くんは固いよ〜!もっと楽しーって心の底から思って!」
そうは言っても、瞬き我慢しすぎて限界っ
「――〜っ、はいっ!」
……なんて言えず、もうヤケクソで目も口も全部開く。
「変顔になってるから!もっとリラックス!」
写真撮影って難しい。
NG出しまくりで一旦中断して、先に個別撮影をすることになった。
「ごめんなさいっ!」
ガヤガヤと慌ただしい撮影スタジオの端っこで、ユウキに向かって勢いよく手を合わせた。