女嫌いな無気力先輩に溺愛されています

王子様

放課後デートから数日が経った。


あの後からは定期テストがあり、バタバタしていたため、瑠加先輩には会えていない。


あの日から、瑠加先輩のことばかり考えていて授業も上の空。



……私らしくない。






昼休み


ひなと一緒にお弁当を食べていると



「れい最近ぼーっとしてるよね」


「そうなんだよ」



「恋か?!」


……恋


そうなのかな……?



意識せざる得ない。


だってキスされたし……




思い出しただけで顔が赤くなる。





「なになに、何があったの?!」




私はひなに放課後デートの話をした。




「なにそれ?!
水無瀬先輩、絶対れいのこと好きじゃん!!」




ひなが目を輝かせて興奮状態。


恋バナになるとひなは人格が変わる(笑)



「ついにれいチャンに彼氏か〜♡」



「違うって!!」



瑠加先輩が私のこと好きなんてありえない。


ただ私の事をからかっているだけに違いない。

そう思ったことをひなに話すと



「こりゃ~水無瀬先輩大変だな~」



「……?どういうこと?」



「れい鈍感すぎて笑える」



そう言ってクスクス笑うひな。



「人が真剣に悩んでるって言うのに……!!」



この女笑いやがって……!!


「ごめんごめん!!」


そう言ってひなは手を合わせて私に謝った。



「れいは水無瀬先輩のこと好きなの?」



私……瑠加先輩のこと好き……?



「分からない」



そう答えるとひなはしばらく考えてこう言った。



「自分の気持ちと向き合ってみな」



自分の気持ち……


「自分に自信持って!!」



そう言ってひなはガンバレ!!とガッツポーズをした。



「ありがとう、ひな」


自分と向き合って考えてみよう。


そう思ってお弁当の卵焼きをぱくりと食べた。










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