俺様辣腕社長の甘い執愛~マッチングアプリなんて信じません!~
そのとき、浩斗のスマホが鳴る。「失礼」と一言言うと、浩斗は電話をとる。
「もしもし。田端か? どうした?」
浩斗の表情に真剣みが帯び、口元に手を当ててひそひそと話す。電話を切ると、結衣のほうを見た。
「悪い。急用で会社に戻る」
「えっ、ちょっとまだ話が終わってない──」
「また今度にしてくれ。会計はしておく」
呼び留める結衣を一瞥すると、浩斗は立ち上がってあっという間に店から出て行く。
「逃げられた……」
結衣は目の前に運ばれてくる料理の数々を眺める。
「こんなにたくさん、ひとりじゃ食べれないし!」
今夜はやけ食いすることに決定だ。
浩斗から連絡が来たのは翌日の朝になってからだった。
通勤電車の中でスマホを眺めていると、エンちゃんが『浩斗さんからメッセージだよ』と告げる。ご機嫌のエンちゃんのコメントのあとに、浩斗からのメッセージが表示された。
『昨日は悪かった。今仕事でごたついているから、落ち着いたら時間を作る』
(仕事でごたついた? 何かあったのかな?)
心配になって『大丈夫ですか?』と文字を打ち込みかけたが、送る直前にハッと思いとどまる。
「もしもし。田端か? どうした?」
浩斗の表情に真剣みが帯び、口元に手を当ててひそひそと話す。電話を切ると、結衣のほうを見た。
「悪い。急用で会社に戻る」
「えっ、ちょっとまだ話が終わってない──」
「また今度にしてくれ。会計はしておく」
呼び留める結衣を一瞥すると、浩斗は立ち上がってあっという間に店から出て行く。
「逃げられた……」
結衣は目の前に運ばれてくる料理の数々を眺める。
「こんなにたくさん、ひとりじゃ食べれないし!」
今夜はやけ食いすることに決定だ。
浩斗から連絡が来たのは翌日の朝になってからだった。
通勤電車の中でスマホを眺めていると、エンちゃんが『浩斗さんからメッセージだよ』と告げる。ご機嫌のエンちゃんのコメントのあとに、浩斗からのメッセージが表示された。
『昨日は悪かった。今仕事でごたついているから、落ち着いたら時間を作る』
(仕事でごたついた? 何かあったのかな?)
心配になって『大丈夫ですか?』と文字を打ち込みかけたが、送る直前にハッと思いとどまる。