俺様辣腕社長の甘い執愛~マッチングアプリなんて信じません!~
その翌日、玲奈はスマホが鳴ったことに気付き、画面をタップする。智紀からのメッセージ通知が来ていた。
【お前の家に、紙袋に入った書類が置きっぱなしになってなかったか?】
「紙袋?」
あったような、なかったような。よく覚えていないが、智紀の私物は全部ゴミ袋に入れて捨てたので今は家にないことは確かだ。
「面倒くさいからブロックしちゃお」
玲奈は智紀の連絡先を開くと、ブロックボタンを押した。
***
仕事をしていた結衣は、ぐいっと伸びをする。
「コーヒーでも淹れてこようかな」
立ち上がりかけたそのとき、内線が鳴った。
結衣はすとんと座り直すと、電話に出る。
「はい。秘書部、横溝です」
「1階ご案内です。秘書部横溝様宛に、お約束のカワタ様がお越しです。どちらにご案内いたしましょうか?」
「お約束のカワタ様?」
結衣は聞き返す。
(誰だっけ…?)
今日のスケジュールを見ても、カワタ様と打ち合わせの予定は入っていない。
(成瀬さんは……社長と外出中か。田端さんと山田さんもいない)
周囲をざっと見回したものの、頼れる人は全員不在だった。
(うーん。社長に急にアポイントが入って、私宛で訪問するようお伝えしていたのかな?)
結衣は悩む。
【お前の家に、紙袋に入った書類が置きっぱなしになってなかったか?】
「紙袋?」
あったような、なかったような。よく覚えていないが、智紀の私物は全部ゴミ袋に入れて捨てたので今は家にないことは確かだ。
「面倒くさいからブロックしちゃお」
玲奈は智紀の連絡先を開くと、ブロックボタンを押した。
***
仕事をしていた結衣は、ぐいっと伸びをする。
「コーヒーでも淹れてこようかな」
立ち上がりかけたそのとき、内線が鳴った。
結衣はすとんと座り直すと、電話に出る。
「はい。秘書部、横溝です」
「1階ご案内です。秘書部横溝様宛に、お約束のカワタ様がお越しです。どちらにご案内いたしましょうか?」
「お約束のカワタ様?」
結衣は聞き返す。
(誰だっけ…?)
今日のスケジュールを見ても、カワタ様と打ち合わせの予定は入っていない。
(成瀬さんは……社長と外出中か。田端さんと山田さんもいない)
周囲をざっと見回したものの、頼れる人は全員不在だった。
(うーん。社長に急にアポイントが入って、私宛で訪問するようお伝えしていたのかな?)
結衣は悩む。