MR(医薬情報担当者)だって恋します!
「鈴木は二日酔いだから、大人しくしときなよ。私は帰るね」
私が立ち上がると鈴木も立ち上がり、お決まりのようによろけた。
ドサッ。
二人でベッドに倒れこむ。私は慌てて鈴木の身体を横に押した。
男に免疫ないんだから、こういうの本当に困る!
「鈴木の身体、柔らかい」
と呟いた鈴木の頭を叩く。
「そういうこと軽く口に出さないで! まだ酒が抜けてないみたいね。私は行くから、あんたは寝てなさい」
私はベッドから起き上がると、バッグを手に一目散にドアを目指す。
「鈴木~」
ベッドに倒れたままの鈴木の声に、
「何?」
と無愛想に返す。
「ごめん。昨夜は介抱してくれてありがとう」
その言葉に私は息を吐いた。こういうところが憎めないと思う。
「はいはい。クリーニングしてね? じゃあね!」
私は鈴木の部屋を出てドアを閉めた。