MR(医薬情報担当者)だって恋します!

やきもち

「最近調子がいいね。何かいいことあったのかな?」

 今野さんに言われて、

「そうですか? 特に変わったことはないですが……」

 と何食わぬ顔で返す。

「竹部先生も時々シルビルナを出してくれてるみたいだし、僕としてはとても助かるよ」
「よかったです。でも、私の力ではないですよ」

 竹部先生は論文を出したいだけなのだ。

「それでも僕は鈴木さんの頑張りのおかげだと思うよ。今後も頑張って!」

 今野さんの言葉に笑顔で頷く。ドクターたちの反応が良くなってきているのは分かっていた。
 また、鈴木と付き合うようになって言われるようになったのが、

「鈴木さん、なんか綺麗になったね」

 という言葉。化粧も香澄に習った通りのままだし、爪にマニキュアを塗るようになっただけなのだけれど、そう言われるのが不思議だった。
 その話を鈴木にしたら、

「いや、理緒綺麗になったと思うよ、俺も。やっぱ、幸せホルモンが出てるんじゃないか? なんてね」

 と返され、私はなんて答えていいかわからなかった。なんだか恥ずかしい。
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