MR(医薬情報担当者)だって恋します!


 私たちは触れるだけの口付けを何度か交わした。でもそれだけじゃ足りなくて。キスは段々と深くなった。

「んんっ」

 司のキスは私を欲張りにする。もっと。もっとしてほしい。
 力が抜けて、ずるずると床に身体が沈んでいく。
 司が一度唇を離して、

「大丈夫? 頭打ってない?」

 と心配そうに訊いてきた。

「大丈夫。だから、もっと、キスして?」

 司は私の言葉に、私に覆いかぶさって再び口付けをしてきた。
 互いの舌を貪るような口付け。唇が離れた時は無くなった酸素を補給するように息をした。

「理緒。目がとろんとしてる。可愛いよ」

 司の言葉に答えられないほど私の意識はぼんやりとして、ただ司を求めた。
 司の手が私の胸の膨らみに触れてきて、私はピクリと反応する。始めは優しく、そのうち強く揉みしだかれて私の口からは甘い吐息が漏れた。

「理緒」

 司が私の名前を呼んでくれると、少しだけ自分が好きになれる気がする。
「司。もっと名前呼んでほしい」
「理緒」
 司が私の耳元で囁くように名前を呼ぶ。私は泣きたいほどの幸福感に包まれる。

「司、大好き」

 私の言葉に答えるように司はまた深く口付けた。その唇が段々と下がっていく。首に口付けられると、

「あっ」

 と私の口から声が漏れた。恥ずかしくて慌てて口を閉じるけれど、司はそんな私を見逃さない。

「理緒、首弱いの?」

 司が舌を首筋に這わせる。

「んん~」

 執拗に首に口付けられ、くすぐったいような、ゾクゾクするような快感に下腹が疼いた。
 いつのまにかブラウスのボタンが外されていて、司の唇は首から肩に、肩から胸の方に下がっていった。
 ブラジャーのホックを外され、胸が露わになったのかひやりとした空気を感じた。司の視線を感じる。

「や、やだっ。まだ明るいのにっ! 見ないで」

 とっさに胸を隠そうとした手をやんわりとどけられた。

「見せて理緒。色白い。綺麗な胸」

 司の温かい手が直接胸に触れた。

「ひあっ」

 ゆっくりと揉まれる。司の指が胸の頂き付近を滑る度に、疼くような、焦らされてるような変な気分になる。

「理緒」

 司の指が先端に触れて、私は痺れるような快感に、

「あぁ」

 と喘いだ。その声に答えるように司は固くなった頂きを弄った。さらに、もう一方の頂きを口に含んだ。

「はぁ……っ」

 舌で転がされ甘噛みされて、私の口からは喘ぎと吐息が漏れた。

「理緒。今日、帰したくないな」

 司の掠れた声に、

「……私も帰りたくない」

 と答えていた。

「で、でも、私、シャワー浴びてからがいい」

 慌てて付け加える。司は笑って、わざと胸の谷間に鼻をくっつけ、匂いを嗅いだ。

「いい香りだよ?」
「そういう問題じゃなくて……」

 私の言葉に、司は上体を起こした。

「そうだね。まだ夕方だし、晩ご飯食べてからゆっくり理緒を味わいたい」

 司の言葉に私は頬が熱くなる。片方の手で胸を隠し、取り去られたブラジャーをもう一方の手で探す。

「もう少し見ていたかったなあ」

 と司が言った。
 私はブラウスのボタンを閉める。

「……もう少し可愛い下着を着てくればよかった」

 呟いた私に、

「大丈夫。下着は脱がせるだけだから」

 と司は言って笑う。私は赤くなって俯いた。


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