MR(医薬情報担当者)だって恋します!


「鈴木君」
「はい」

 うわっ。司、めちゃくちゃ嫌そうな顔。

「鈴木さんの不安は自己評価が低いから起こるもののようなんです。鈴木君しか鈴木さんの自己肯定の助けは出来ないと思う。 もちろん鈴木さん自身がどうにかしなければいけない問題だけど、鈴木君は彼氏なんだからそんな鈴木さんを支えなきゃ」

 沢野先生は司の目を真っ直ぐ見て言った。

「……はい」

 司は何か感じるものがあったのか急に真面目な顔になって返事をした。

「僕にできるなら喜んで支えたのになあ。ほんと、鈴木君、頼むよ? じゃ、僕はこれで」

 と立ち上がった沢野先生の瞳が揺れた。

「あれ? 夏目さん?」
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