MR(医薬情報担当者)だって恋します!


 二人でドーナツを食べる。

「久しぶりに食べるとやっぱり美味しい!」
「甘い」
「司はあまり好きじゃなかった?」
「いいや。でも俺はこっちの方が好き」

 と司は私の頬を舐めた。

「ひゃ」
「ドーナツのかけら付いてたよ。理緒子供みたいで可愛い」
「なんか褒められてる気がしないんだけど」
「なんで? 無心に食べてる理緒可愛いけど? ドーナツ本当に好きなんだなって」
「可愛いって言葉が私に当てはまらない気がして」

 私は顔を赤くして俯いて言う。

「馬鹿だな、理緒。俺は理緒が可愛くて仕方ないよ。毎日色んな理緒を見つけてますます好きになるよ。最近、大学で理緒見かけても抱きしめたくなって困る」

 恥ずかしくて、でも嬉しくて、私は身体中が熱くなった。

「本当にこんなに好きなのに、なんで不安になるかな? ほら、赤くなった顔、見せてよ」

 司が私の顔を横から覗き込む。そして頬にキスをした。驚いて顔を上げた私の今度は額にキスをする。

「ドーナツより理緒を食べたい」

 司が唇にキスをしてくる。

「甘い味がする」

 段々と深くなる口付けに私も応えた。
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