MR(医薬情報担当者)だって恋します!
夏目さんの出禁
駐車場から病院に入るまでの間にコートを羽織るようになった頃、私は他社のMRから夏目さんが腎臓内科の医局に出入り禁止になったことを聞いた。
「え? それ、本当ですか?!」
「僕はそう聞いてるよ」
「あ、あの、理由は……?」
「よくは知らないけど、谷口先生を怒らせたとか」
私は不倫のことが公になった訳ではないことに少し安堵したが、夏目さんのことを思うと居ても立っても居られなくなった。一体何があったのだろう。
もやもやした気持ちのまま各階の医局を回る。
腎臓内科の医局に行くと谷口先生がいた。いたって普通だ。そんな谷口先生に私は苛立ちを覚えた。もちろん面には出さなかったけれど。
ドクターにとってはどこまで重みがあるかは分からない。だがMRにとって出入り禁止は営業生命に関わる。
夏目さんはどんな思いをしているだろう。心が痛んだ。
私は気になって結局営業を終えた後、駐車タワーで夏目さんが戻ってくるのを待った。
「え? それ、本当ですか?!」
「僕はそう聞いてるよ」
「あ、あの、理由は……?」
「よくは知らないけど、谷口先生を怒らせたとか」
私は不倫のことが公になった訳ではないことに少し安堵したが、夏目さんのことを思うと居ても立っても居られなくなった。一体何があったのだろう。
もやもやした気持ちのまま各階の医局を回る。
腎臓内科の医局に行くと谷口先生がいた。いたって普通だ。そんな谷口先生に私は苛立ちを覚えた。もちろん面には出さなかったけれど。
ドクターにとってはどこまで重みがあるかは分からない。だがMRにとって出入り禁止は営業生命に関わる。
夏目さんはどんな思いをしているだろう。心が痛んだ。
私は気になって結局営業を終えた後、駐車タワーで夏目さんが戻ってくるのを待った。