MR(医薬情報担当者)だって恋します!
夏目さんの叱責
人目があるからと、夏目さんは営業後にタワー駐車場で待ち合わせしようと言ってきた。
今私は夏目さんの車の助手席に座っている。
「鈴木さん。谷口先生に何か言ったのね?」
質問というより確認をするように夏目さんは言った。
「……すみません。谷口先生があまりにも普通だったのが許せなくて」
夏目さんはふぅと息を吐いた。
「……私なら言わない。そりゃあ、気になるでしょうけれど、それで営業成績が下がるのは目に見えているもの。鈴木さんは今野さんと二人で回っているけれど、私は一人だしね。MRとしての自覚があるならしないことよ。呆れるわ」
私は夏目さんの言葉はもっともだと無言で頷いた。
「それでも、そこまでしてくれた貴女には感謝はしている。私のために……。でも、それで鈴木さん、腎臓内科の医局に行けなくなったんでしょう? 一体どんなことを言ったの?」
「ホテルから二人が出てきたのを見たと」
私の言葉に夏目さんは目を見開いて、二度目のため息をついた。
今私は夏目さんの車の助手席に座っている。
「鈴木さん。谷口先生に何か言ったのね?」
質問というより確認をするように夏目さんは言った。
「……すみません。谷口先生があまりにも普通だったのが許せなくて」
夏目さんはふぅと息を吐いた。
「……私なら言わない。そりゃあ、気になるでしょうけれど、それで営業成績が下がるのは目に見えているもの。鈴木さんは今野さんと二人で回っているけれど、私は一人だしね。MRとしての自覚があるならしないことよ。呆れるわ」
私は夏目さんの言葉はもっともだと無言で頷いた。
「それでも、そこまでしてくれた貴女には感謝はしている。私のために……。でも、それで鈴木さん、腎臓内科の医局に行けなくなったんでしょう? 一体どんなことを言ったの?」
「ホテルから二人が出てきたのを見たと」
私の言葉に夏目さんは目を見開いて、二度目のため息をついた。