MR(医薬情報担当者)だって恋します!
司の存在
「それで?」
週末、司の部屋に行くと、司は紅茶をテーブルに置き、座って言った。その目はやさしく私を見つめている。
隣に座っている私は少し緊張していた。夏目さんには悪いけれど、司には全て話そうと思っていた。
「ゆっくり、話せることからでいいよ」
司の言葉に勇気をもらって私は話し出した。
夏目さんのことを話し終わると、司は憤慨していた。
「谷口先生って、そんな人だったんだな。俺、かなり幻滅したよ。夏目さんが可哀想だ」
「うん……」
「なんか理緒の気持ちが見えてきた。それを聞いて許せなかったんだろ?」
「そうなの。でも、谷口先生に言うときは迷ったの。営業には絶対悪い影響しか出ないのは分かったから」
私の言葉に、
「それはそうだろ。自分の立場が悪くなるかもと思えば誰だって迷う」
と司は声を和らげて言った。
「でもね、やっぱり人間的に許せなくて。言ってもどうなるかまでは分からなかったけれど、夏目さんの出入り禁止を解いて欲しくて、言ってしまった。二人がホテルから出てきたところを見たって」
「……うん」
私は目を伏せた。
「司は私、馬鹿なことしたと思う? たぶん、以前の私なら考えられない行動。母や兄はこんなことした私を罵るだろうから。でもね、私言ったこと後悔してないの。谷口先生がここまでしてくるとは思ってなかったけど」
週末、司の部屋に行くと、司は紅茶をテーブルに置き、座って言った。その目はやさしく私を見つめている。
隣に座っている私は少し緊張していた。夏目さんには悪いけれど、司には全て話そうと思っていた。
「ゆっくり、話せることからでいいよ」
司の言葉に勇気をもらって私は話し出した。
夏目さんのことを話し終わると、司は憤慨していた。
「谷口先生って、そんな人だったんだな。俺、かなり幻滅したよ。夏目さんが可哀想だ」
「うん……」
「なんか理緒の気持ちが見えてきた。それを聞いて許せなかったんだろ?」
「そうなの。でも、谷口先生に言うときは迷ったの。営業には絶対悪い影響しか出ないのは分かったから」
私の言葉に、
「それはそうだろ。自分の立場が悪くなるかもと思えば誰だって迷う」
と司は声を和らげて言った。
「でもね、やっぱり人間的に許せなくて。言ってもどうなるかまでは分からなかったけれど、夏目さんの出入り禁止を解いて欲しくて、言ってしまった。二人がホテルから出てきたところを見たって」
「……うん」
私は目を伏せた。
「司は私、馬鹿なことしたと思う? たぶん、以前の私なら考えられない行動。母や兄はこんなことした私を罵るだろうから。でもね、私言ったこと後悔してないの。谷口先生がここまでしてくるとは思ってなかったけど」