MR(医薬情報担当者)だって恋します!
大団円ではないかもしれないけれど
谷口先生の噂は瞬く間に広がり、大学に居づらくなった谷口先生は大学から去った。実家の内科を継ぐことになったと聞いている。
夏目さんも大学を外れた。今は違う県の開業医を回っている。
「開業医は女性のMRも多いからやりやすいわ」
と夏目さんは言ってるけれど、かなり自社でバッシングを受けたみたいだ。
私は大学を外されるのを免れた。
私は外される予定だった。だが、私を外さないでくれと呼吸器内科のドクターをはじめ、橘先生、沢野先生、他の科のドクターからも声が上がったようだ。それでかろうじて外れずにすんだ。
司はというと、同県の国立大学病院に移動になった。私と付き合っていることが発覚してしまったからだろうけれど、国立大学病院のほうが格上だ。
私は今の担当大学病院で司と顔を合わせることはなくなってしまった。それでも、私たちは営業後や土日に時間を作って会っている。
不安がないわけではない。
でも、司を信じるって決めたから、私は司のいない大学病院でひたすら営業している。
最近になってやっと、私はしろと香澄には事の顛末を話した。
「理緒にしては思い切ったことをしたね。まあ、なんとかなってよかった」
としろには苦笑いをされ、香澄には、
「なんで相談してくれなかったの?! 私だったら谷口先生に言わなかった、絶対。理緒も今後はもう少し考えて行動してよね。でないと心配で仕方ない」
と怒られた。
夏目さんも大学を外れた。今は違う県の開業医を回っている。
「開業医は女性のMRも多いからやりやすいわ」
と夏目さんは言ってるけれど、かなり自社でバッシングを受けたみたいだ。
私は大学を外されるのを免れた。
私は外される予定だった。だが、私を外さないでくれと呼吸器内科のドクターをはじめ、橘先生、沢野先生、他の科のドクターからも声が上がったようだ。それでかろうじて外れずにすんだ。
司はというと、同県の国立大学病院に移動になった。私と付き合っていることが発覚してしまったからだろうけれど、国立大学病院のほうが格上だ。
私は今の担当大学病院で司と顔を合わせることはなくなってしまった。それでも、私たちは営業後や土日に時間を作って会っている。
不安がないわけではない。
でも、司を信じるって決めたから、私は司のいない大学病院でひたすら営業している。
最近になってやっと、私はしろと香澄には事の顛末を話した。
「理緒にしては思い切ったことをしたね。まあ、なんとかなってよかった」
としろには苦笑いをされ、香澄には、
「なんで相談してくれなかったの?! 私だったら谷口先生に言わなかった、絶対。理緒も今後はもう少し考えて行動してよね。でないと心配で仕方ない」
と怒られた。