MR(医薬情報担当者)だって恋します!
その数日後。
私はほかの先生と呼吸器内科の医局で話していて、竹部先生に、
「うるさい」
と怒られた。
「竹部先生と喧嘩したの?」
鈴木の言葉に、
「喧嘩なんかじゃないよ。私がうるさかったの」
と私は答える。竹部先生と仲良くならなければいけないのに、どんどん嫌われている気がする。
「ふーん。でも、出入り禁止になった訳じゃないんでしょ? あんまり気にしない方がいいよ」
鈴木は安定していい奴だ。ゲームも時間がある時は一緒にするようになって、鈴木とはいい友達になれるんじゃないかなと思う。
「何?」
「鈴木っていい奴だなと思って」
私の言葉に、色白の鈴木の頬がほんのり赤くなった。
「あんたは変な奴だな」
「変かな?」
「変だよ」
「ま、そうかも。あ、そうだ。ゲームする時さ、もう一人、入れてもいい? しろっていう親友なの」
「しろさん? 別にいいけど……」
「ありがと! またゲームする時連絡するね!」
私が手を振ると、鈴木は戸惑いながらも手を振り返した。