MR(医薬情報担当者)だって恋します!

鈴木と夕飯

 今日も一日が終わる。

 他社の説明会の前後にドクターに声かけをして、今野さんに午後からの営業報告をした。

「沢野先生とエクサシールWの話できたんだね。良かった」
「では、私は支店に車を置いてから帰ります」

 今野さんと別れて駐車場に来て、はたと私は鈴木との約束を思い出した。
 慌てて電話をする。

『あー、終わった? 俺もさっき駐車場に着いたとこ』

 白のプリウスから鈴木が出てきた。

「えーと、俺の後ろ車でついてこれる?」

 運転の上手くない私は、

「無理だと思う」

 と即答した。

「じゃあさ、俺の車で行ってここに戻ってくることにしようか」
「そっちの方が助かる」

 鈴木にドアを開けられて、ちょっと驚いた。やっぱり彼女持ちは違う。私は助手席に座った。
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