並んで歩くなら、あなたと
06.濡れた子犬のような顔が、私を見つけて笑顔になった
ゴールデンウィークが明けると、一年生も水やりがある。
いつもどおりの時間に起きて、おじいちゃんと畑の水やりをして朝ごはんを食べて、すぐに家を出た。
「今朝は早いな」
自転車に跨ったところで、市場から帰ってきたパパと会った。
「今日から部活の朝の水やりがあるんだ。だから、うちの畑の水やりはしたけど、花の確認はできてないよ」
「部活があるなら、別に水やりしなくていいけど」
「するよ。私、畑の世話好きだもん。部活は部活。家は家」
「そうかよ。気をつけて行ってこい。あ、晩飯何がいい?」
パパはずいぶん機嫌がいいみたい。
機嫌がいいときだけ、晩飯を私や柚希の好きなものにさせてくれる。
そう言うと子どもっぽいみたいだけど、パパは昔からママの作るごはんだけは譲らないんだ。
「えっとねえ、オムライス。ケチャップの、卵が薄くてくるって巻いてあるやつ」
「わかった。ママに伝えておく。行ってらっしゃい」
「いってきまーす」
パパに手を振って自転車を漕ぎ出した。
いつもどおりの時間に起きて、おじいちゃんと畑の水やりをして朝ごはんを食べて、すぐに家を出た。
「今朝は早いな」
自転車に跨ったところで、市場から帰ってきたパパと会った。
「今日から部活の朝の水やりがあるんだ。だから、うちの畑の水やりはしたけど、花の確認はできてないよ」
「部活があるなら、別に水やりしなくていいけど」
「するよ。私、畑の世話好きだもん。部活は部活。家は家」
「そうかよ。気をつけて行ってこい。あ、晩飯何がいい?」
パパはずいぶん機嫌がいいみたい。
機嫌がいいときだけ、晩飯を私や柚希の好きなものにさせてくれる。
そう言うと子どもっぽいみたいだけど、パパは昔からママの作るごはんだけは譲らないんだ。
「えっとねえ、オムライス。ケチャップの、卵が薄くてくるって巻いてあるやつ」
「わかった。ママに伝えておく。行ってらっしゃい」
「いってきまーす」
パパに手を振って自転車を漕ぎ出した。