鬼同期が家だとオカンだったし、その後スパダリに進化した

21.鬼同期とだし巻き卵

 土曜日、私はまた長谷川とスーパーにいた。

 金曜日の午後、一緒に客先へ行った帰りにカフェへ寄ったとき、


「明日どうする?」


 と聞かれたのだ。なんか約束とかしてたっけ?


「なんだっけ?」

「立花が『また』って言ったんだろうが」

「言ったけどさ」


 まさかその一週間後だとは考えないじゃん。

 もしかして長谷川お料理教室って、毎週開催されるの?


「特に用事もないし、お願いできるなら、お願いします」

「無理にとは言わねえけど」

「んー、ほら、長谷川とごはんすると美味しいから、食べ過ぎてちょっと太っちゃう」


 というかもう太っちゃってる。

 そもそも酒飲みだし。


 ……もしかして、だから丹沢先輩は私を歩かせるのか? 妙にありえそうで嫌だなあ。あの人、そういうところあるし。


「じゃあ、土曜の夜に作って日曜に弁当持って出かけようか」

「ピクニック?」

「そう。ちょっと暑いけど」

「ふふ、いいねえ。私ピクニックって学校の遠足以来かも。楽しみ」

「俺もそうだな。じゃあ明日の昼過ぎに買い出し行こう」


< 50 / 64 >

この作品をシェア

pagetop