離れた後の恋の仕方
◆出会いのきっかけ
橘が出勤するまで時間があるし、スマホを取り出して画像フォルダを開いて、指でどんどんカメラで撮影した日付を遡り、あ、あった。
「懐かしいな」
写真を長期間保存するサービスに登録をしているから、スマホを機種変更をしても写真をいつでも見返しが出来るし、この写真だけはいつもダウンロードして画像フォルダに保存をしている。
スマホに写っているのは俺が大学1年の入学した頃で、ここには今でも付き合いが続いている祐一、後藤、兵藤、俺と…一美と一美の女友達との集合写真だ。
確か俺が大学の勉強以外でスポーツをって思い、親父がテニスが好きで俺も一緒にテレビ中継や実際に試合を見に行ったりして、本格的な感じよりも“テニスが好き”で集まるサークルを探していたら祐一に誘われたんだっけ。
祐一はこの頃から眼鏡だし、後藤も兵藤もスポーツが好きという考え方が俺と似ていた所もあって、この男子メンバーの居心地が最高で今もその関係が続いている。
『俺の隣が空席じゃなかったら、亮二は座らなかった』
仁が三輪っちの出会いを話してくれたけど、俺もだよ。
あれはサークルの見学でテニスコートの外側で見ている時で、俺は祐一達が来る前に空いているベンチに座っていた。
このサークルだったら体も定期的に動かせそうだし、男女の比率も偏っていなくて良いかな?
すると俺の左側の空席に1人の女性がスッと座って、目の前のテニスの試合を応援していて随分気合いが入っているなとその女性の顔の方に向けたら、一気に心の中に温かい春の風が吹いた様な気持ちが出てきた。
え?何これ?しかも凄く心臓が早く鳴っているし。
その女性はセミロングの黒髪で、メイクは派手じゃなく清潔な服装だし、何よりもその可愛い顔で一生懸命に応援する姿に心が奪われ、これが一目惚れって奴?小説に出てくる表現なんて本当にあるんだと思っていたら、俺の隣に座る可愛い顔の女性が俺の方に向ける。
「騒がしくして、ご免なさい」
両手で謝るポーズをするけど、それも可愛いんだけど。
「いーや。一生懸命に応援する姿って良いと思いますよ」
「あそこの右側でプレーしている人が友達で、応援しに来てよって」
「へぇ」
右側でプレーしている人は男性で、女性に気づくと手を振って、女性もニコッと微笑み、手を振り返すけど、俺はムッとする。
「オトモダチとは仲が良さそうで」
「ああ、あの人は腐れ縁というか、近所に住む幼馴染み?私に弟が2人いるんですけど、家庭教師をしてくれてるんです」
「幼馴染みねぇ」
たまに読む小説に幼馴染みと腐れ縁で恋愛に発展するってあるけど、この女性もかな?って、なんでこんなにも気になるんだろうか。
「もしかして恋人?」
俺の直球の質問に女性は思いっきり笑う。
「違いますよ。彼は他に好きな人がいるって言っていますし、私も異性とは見ていないです」
その言葉に凄く安心している自分がいて、もっとこの可愛い女性と話したいな。
「良かったら、今度学食でお昼かお茶でもどうですか?」
「あら?とびっきり美味しいカフェラテもお願いしても良いですか?」
「喜んで。俺、1年の高坂稔」
「同じ1年の荒木一美」
顔を見合わせてお互い笑い、その場で連絡先を交換し、これが一美との馴れ初めで、祐一達や一美の女友達と交えて仲を進展させていった。
「懐かしいな」
写真を長期間保存するサービスに登録をしているから、スマホを機種変更をしても写真をいつでも見返しが出来るし、この写真だけはいつもダウンロードして画像フォルダに保存をしている。
スマホに写っているのは俺が大学1年の入学した頃で、ここには今でも付き合いが続いている祐一、後藤、兵藤、俺と…一美と一美の女友達との集合写真だ。
確か俺が大学の勉強以外でスポーツをって思い、親父がテニスが好きで俺も一緒にテレビ中継や実際に試合を見に行ったりして、本格的な感じよりも“テニスが好き”で集まるサークルを探していたら祐一に誘われたんだっけ。
祐一はこの頃から眼鏡だし、後藤も兵藤もスポーツが好きという考え方が俺と似ていた所もあって、この男子メンバーの居心地が最高で今もその関係が続いている。
『俺の隣が空席じゃなかったら、亮二は座らなかった』
仁が三輪っちの出会いを話してくれたけど、俺もだよ。
あれはサークルの見学でテニスコートの外側で見ている時で、俺は祐一達が来る前に空いているベンチに座っていた。
このサークルだったら体も定期的に動かせそうだし、男女の比率も偏っていなくて良いかな?
すると俺の左側の空席に1人の女性がスッと座って、目の前のテニスの試合を応援していて随分気合いが入っているなとその女性の顔の方に向けたら、一気に心の中に温かい春の風が吹いた様な気持ちが出てきた。
え?何これ?しかも凄く心臓が早く鳴っているし。
その女性はセミロングの黒髪で、メイクは派手じゃなく清潔な服装だし、何よりもその可愛い顔で一生懸命に応援する姿に心が奪われ、これが一目惚れって奴?小説に出てくる表現なんて本当にあるんだと思っていたら、俺の隣に座る可愛い顔の女性が俺の方に向ける。
「騒がしくして、ご免なさい」
両手で謝るポーズをするけど、それも可愛いんだけど。
「いーや。一生懸命に応援する姿って良いと思いますよ」
「あそこの右側でプレーしている人が友達で、応援しに来てよって」
「へぇ」
右側でプレーしている人は男性で、女性に気づくと手を振って、女性もニコッと微笑み、手を振り返すけど、俺はムッとする。
「オトモダチとは仲が良さそうで」
「ああ、あの人は腐れ縁というか、近所に住む幼馴染み?私に弟が2人いるんですけど、家庭教師をしてくれてるんです」
「幼馴染みねぇ」
たまに読む小説に幼馴染みと腐れ縁で恋愛に発展するってあるけど、この女性もかな?って、なんでこんなにも気になるんだろうか。
「もしかして恋人?」
俺の直球の質問に女性は思いっきり笑う。
「違いますよ。彼は他に好きな人がいるって言っていますし、私も異性とは見ていないです」
その言葉に凄く安心している自分がいて、もっとこの可愛い女性と話したいな。
「良かったら、今度学食でお昼かお茶でもどうですか?」
「あら?とびっきり美味しいカフェラテもお願いしても良いですか?」
「喜んで。俺、1年の高坂稔」
「同じ1年の荒木一美」
顔を見合わせてお互い笑い、その場で連絡先を交換し、これが一美との馴れ初めで、祐一達や一美の女友達と交えて仲を進展させていった。