離れた後の恋の仕方
朝帰りをする為に急遽立ち寄った小さなホテルの一室のドアを開け、中に入ってドアを閉めた瞬間と同時に唇を重ね、俺は自分の上のスーツを脱ぎ、一美の上着を1枚脱がし、唇を離すことなく一美のブラウスのボタンを2つほどぷちっと音を出しながら外す。

一美の手が俺の首元のネクタイに触れ、キスを続けながら2人でネクタイをほどき、シュルっと音がした。

一美を部屋の中にあるキャビネットの上に腰掛けさせて、俺は唇を一美の耳や首、瞼等に音を出しながら落としていき、その間も一美のブラウスのボタンをどんどん外していく。

丁寧にブラウスを脱がせて、いつ見てもというか、凄く肌が綺麗で、ごくっと唾を飲み込み、俺もワイシャツのボタンを全て外し、脱がないままでいたら、一美は顔を右側にぷいっと反らすので、折角いいムードなのに。

俺は両手で一美の顔を包んで正面を向かわせる。

「(顔を)そらさないでよ」
「だって…」

一美は何か言いたげだけど、はっきりして欲しいな。

「きちんと言ってよ」
「言うと笑うし、手加減しないだろうから言わないわ」
「じゃあ、ここで止めて朝帰りはしないってこと?」

俺がそう言うと、一美は両腕を伸ばして俺の首元に回して顔を俺の右耳の方に寄せた。

「稔の体…、格好いいって思ったの」

一美が小さな声で言うと俺の肩にポンっと顔を置き、も〜、可愛いことを言っちゃって。

「確かにそんな事を言われちゃうと、稔、手加減はしないよ」

俺がくすっと笑うと一美の右手が俺の胸板を何度も叩くけど、全然痛くないし、ご期待に応えて手加減は無しだ。

俺は一美をお姫様抱っこして、ベットの方に歩いて行き、優しく一美をベットに下ろしてゆっくり押し倒すと、ベットのシーツに一美の綺麗な髪の毛が広がり、俺は両手で一美を覆っている全ての衣服を脱がせていく。

「みの…る…」
「優しく出来ないけど、覚悟は良い?」
「ん…」

一美は小さく頷き、俺はベットの側のランプの下に置いてある包装紙に手を伸ばし、切り取りの角をビリッと破いて中身を取り出し、自分の下のスーツを脱ぎ、下着も脱いで俺自身に中身をつけた。

俺は一美の脚を優しく撫で、くすぐったさからよじろうとする一美の両足を手で掴んで大きく間を開かせ、その空間に俺は身体をねじ込んで距離を詰める。

ワイシャツも脱いでベットの下にバサっと投げ、俺は唇を一美の上半身に這わせ、音を出しながら赤い印をマーキングしていった。

「ん…、や…」

一美の口から艶っぽい声が部屋の中に広がり、俺も自分の口から熱い息がどんどん出てきて、部屋の中が熱さとオトナの空気に変わっていくのが分かる。

「そろそろ…するよ?」
「う…ん…、あ…あぁ!」

俺が一美の耳元で囁くように言うと一美の腕が俺の背中に回り、俺は一美の中に深く入っていった。

そこからは優しく出来ないくらい腰を動かし、動く度に一美の声とベットの軋む音が交じり、俺の耳に響いて、くらくらする。

「み…る…あ、やぁ…、ん…」
「マジで…、その声…ヤバ…い…」

荒木家の車の中で繋がった時も、今俺の真下で艶っぽい声を出すのも…、初めてお泊まりした時も…、一美の声は変わっていないし、瞼をギュッと閉じて感じる仕草も変わっていなくて…、心の奥底がギュッとした。

一美の綺麗な左脚を俺の右肩にかけて、さらに一美の中に深く深く繋がろうと俺自身を進ませると、一美の瞳から雫が流れ、あ…、マズイと思って動きをピタッと止めて息を整える。

「ご免…」
「………」

一美が無言で左右に振り、俺の背中に回している両腕の力が強くなって、お互いの顔が近づいておでこ同士がコツンとつく。

「動いて」
「………喜んで」

一美の左脚に口付けし、腰を動かしたらベットからギギッと重い音が鳴り、俺が動く度にその音が大きく鳴り、このホテルって小さいし隣の部屋にも俺達の艶っぽい声と絡み合う水音が聞こえているんだろうな。

あ~、そんな声を知らない奴に一美の声を聞かせたくないけど、出てくるのは仕方ないし、俺もずっと聞いていたいから、より深く繋がろうと動きを早くする。

「ん…、みのー…、ふ…、あ…」
「か…ず…、ー…きだ…」
「わた…、…き」

ベットからの音で伝えようとする言葉が打ち消され、それでも動きはどんどん上がっていき、俺はガバっと一美に抱きついて、動きながら唇を一美の首元に寄せた。

もうすぐ限界がきそうで、それを一緒にと思って顔を上げ、一美の頬に沢山の口付けをすると、バチッと視線が合う。

「朝帰り…、しちゃう?」
「そう…ね」

お互いくすっと笑い、深く唇を重ね、またベットの軋む音が大きく鳴り出した。

意識が戻り、一美を抱きしめようと腕の力を強めたら感触が無くて、あれ?パチっと瞼を開けたら一美の姿が無く、俺はガバっと起き上がった。

え?帰った?ー、するとギィっとドアが開く音がして、そこからバスローブ姿の一美がタオルで髪の毛を拭きながら出てきて、あー…良かった…、安心感から脱力してふぅっと息を吐いた。

「帰ったと思った?」

くすっと笑いながら一美が近づいてきて、俺は両腕を伸ばして一美の腰の部分に回してギュッと抱き締める。

「少し焦った…」
「シャワーを浴びてただけよ」

俺は顔を見上げると、お風呂上がりの一美の肌は綺麗で頬も少しピンクに染まっていた。一美は俺の左側に座り、タオルで髪の毛の水分を丁寧に拭いているので俺は手を伸ばしてそのタオルを持って、一美の頭にタオルをかけてぐしゃぐしゃと拭く。

「ちょっと!洗ったばかりなのに、も〜」
「いいじゃん。またシャワーを浴びればいいし、何なら一緒に入ろうよ」
「ば、馬鹿!!」
「馬鹿だよ」

俺は優しく言うと動かしていた手を一美の背中に回して、ギュッと抱き締めた。

「マジで置いてかれたと思った」
「そんな事をするわけがないじゃない」
「分かってるけどさ…、昨日は手加減が出来なかった」

一度果ててもまだだと手加減なんて出来なく、何度も一美と繋がって、その度にお互いの口から“好き”の言葉がいっぱい出た。

「手加減しないって言ってたじゃない」
「うん」
「それでも…、稔をいっぱい感じられて嬉しかった」
「ねぇ、それって煽っているって自覚してる?」

俺はタオルを外して唇を重ね、一美をベットに押し倒す。

「ん…、今日…しご…」
「煽った一美が悪い」

一美が着ているバスローブの紐を解いてはだけて露わになった膨らみに右手で触れて刺激し、一美の口から可愛い声から徐々に艶っぽい声に変わって、チェックアウトの時間ギリギリまで繋がった。
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