陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい
「イルミネーションがすっごく綺麗な場所があるんだけど、そこにカップルで行くと、ずっと一緒に居られるっていう聖地がありまして…」
付き合ってないのに行きたいって、おかしいかな。櫂くん嫌がるよね。尻すぼみになった言葉もちゃんと聞いてくれて、笑われた。
櫂「カップルじゃないけど行きたいってこと?」
「…うん。だめかな?」
櫂「良いよ。灯早が行きたいんなら、行こ」
「良いの!?」
櫂「カップルとして行く?」
「え、あ、それは…」
櫂「動揺しすぎ(笑)飯とか予約しておくから」
一気に胸が躍った。櫂くんと二人で出掛けられる。クリスマスに櫂くんと過ごせる。それは同時に、告白に近いものをお互い了承したということ。
喜んだのも束の間、恥ずかしかも込み上げてきた。舞い上がりすぎていないだろうか。櫂くんがクリスマスに私と出掛けることを、どう思っているのか聞いていないし、顔を両手で覆って落ち着かせた。
櫂「何それ。楽しみすぎるっていう感情表現?」
「うん、楽しみだけど…。私だけ舞い上がってないかなって」
「ほんと…もう、」
眉間に皺を寄せて櫂くんまで顔を覆うと、怠そうに覆い被さってきて抱きしめられた。理由が分からなくて、聞こうと顔を上げると肩に顔を埋められる。