陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい




手土産を一緒に買いに来ただけの関係と思われていないのは、当然分かる。責められるのは、きっと悠馬さん。悠馬さんは、こうなることを分かっていなかったはずがない。危険を承知で私に声をかけてくれたのは、何故だろうか。


現実逃避しか考えられることはないけど、将来安泰は今の私には羨ましいしか感情が浮かばない。悠馬さんの考えている頭の中は理解しきれないまま、同時に店内に呼ばれて気まずい空気で買い物をそそくさと済ませ、お店を出ると〝お嬢さんは、もっと世の中を知った方が良いかもしれないわね。〟と言い捨てられた。

返し方が分からず、ポカンと口を開けて派手な服を見送る。姿が見えなくなると、隣に立つ悠馬さんが肩を落とした。





悠「…とりあえず帰ろうか」


「一緒に帰って…、大丈夫ですか?」


悠「帰る場所一緒なのに、別々で帰るのも余計怪しくない?」





絶妙に近すぎない、でも微妙に空いた距離をとって無言で家に帰った。悠馬さんはずっと下を見て、眉間に皺を寄せたヤンキースタイルで、頭の中を整理している。そんな悠馬さんを見る私も、つられて眉間に皺を寄せた。悠馬さんにも迷惑をかけた挙句、櫂くんにも合わせる顔がない。




「悠馬さん…。あの方たちの家には、いつ行くんですか?」


悠「来週だよ」




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