陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい
玲「あー、それなら私なんかと行ってる場合じゃなかったね」
「保護者だから」
玲「保護者?櫂くんが?」
櫂「まじで全部奢りだからな?覚えとけよ」
肩を組まれたまま、空いた手が私の頬を挟むように掴まれる。眉間に皺を寄せた櫂くんに、してやったりな顔を向けると、櫂くんの瞳が大きく揺れて、避けるように離れた。
玲「はいはい、もうそんな目の前でイチャイチャしてもらわなくても良いから」
「そんなんじゃないから!」
玲奈に反論すると、同時に櫂くんも〝違うから〟と反論していて、玲奈はさらにニヤリと笑う。もうここまで来たら、何を言っても自分の首を絞めるだけになりそう。
「勉強しよ!」
強制的に話を戻して、まだニヤけている玲奈と何故か狼狽えている櫂くんを差し置いて、机に向かった。
何とか課題を半分終わらせたあたりで休憩することになり、部屋を出ていく二人を見送ると、携帯を確認する。三件メッセージを受信した通知が来ていて、すぐにお母さんだと分かった。
〝元気にしてる?ちゃんとご飯食べて寝てる?お父さんとお母さんは元気だから。〟
〝誘ってくれて嬉しいけど、その日はお父さんの大事な会議の日で、お母さんもサポートに行くから行けない。ごめんね、せっかく誘ってくれたのに。〟
〝また日本に戻ることになったら、連絡するから。その時に会わない?〟