陽キャのイケメンたちは地味で目立たない私に惚れたらしい
返事に間があった気がした。何かを隠してるような、余計な事を言わないように考えた一拍。聞かれたくないことなら、詮索はしない。
「ゆっくり休んでね」
善「灯早ちゃんは、今何してるの?」
「大学の課題してるよ。一人じゃできない気がしたから、玲奈と櫂くんと三人でやってる」
善「櫂とイチャイチャしてるの?」
「そんなことしてないから!玲奈も善くんもやめて!」
でも善くんには珍しい戸惑いが見えた気がして、話が盛り上がりながらも一歩踏み込んでみたくなった。
櫂「おい。いつまで電話してんの」
善「やばっ!櫂いる?」
「うん、いるよ」
善「じゃあ切るわ!また電話する!」
止める前に切られてしまい、櫂くんを睨む。〝何だよ〟と言われたけど、せっかく善くんと電話していたのに、邪魔されて気に食わない。間があったわけも聞きたかったのに。
「花火大会行くの迷うくらい、怒ってる」
櫂「怒りすぎだろ。電話長いって言っただけじゃん」
「善くんと、もっと話したかった」
櫂「んなもん、帰ってきたらうざいくらい話すじゃん」
そうなんだけど…。今じゃないと、話せないことだったもん。まぁ帰ってくるまで毎日かけてきてくれるし、どこかで聞けたら良いかな。
「確かに」
櫂「花火大会、行くの迷うなよ。絶対だからな」
え、そこ?な面白い反応を見せた櫂くん。何気に私も櫂くんを動揺させられているのかもと思ったら、お盆の花火大会が楽しみになった。
部屋に西日が入ってきて、玲奈は課題を半分以上終わらせて帰って行った。私もお盆までには課題を終わらせられそう。