偽りのお見合いだとバレたのに、溺愛されています

「実は、橘と付き合うことになったの」

「え!おめでとう」

今日は橘さんは仕事のようでこの場にいなく、帰り迎えに来てくれるようだった。

そのお陰で、橘さんと付き合う経緯など根掘り葉掘り聞くことができた。

「本当に良かったね」

「ありがとう。
楓にはお見合いの代理とか頼んで、迷惑をかけちゃって、本当にごめんね」

「いや、そのお陰で榊さんと付き合えた訳だし!気にしないで」

「ふふ、榊さんと楓のプレゼント選んだときのことなんだけど、
一生懸命プレゼントを選んでいて…楓のこと本当に好きなんだなって思ったよ」

「そうだったんだ」

プレゼントされてから毎日つけている、ブレスレットを眺めて、
榊さんを思い出して嬉しくなる。

「お互い幸せになろうね」

「うん」

そう誓い合って百合子と別れた。


ー金曜日

退社後、
榊さんからどうしても仕事がありお迎えができないと連絡が入った。

私は明日の準備があるから、
ちょうど良いと思い、榊さんに承諾の返信をしてから、下着屋さんに向かった。

店員さんに勧められるがまま、
試着室でいくつも試着し、結局1着ではなく数着購入した。

いつもならあまり買わないタイプの、
大人っぽい…セクシーな感じの下着も購入した。

引かれないかな?

少し不安になりつつも、
家に着き、今度はボディケアの準備をした。

いつもより長めにお風呂に入り、
ちょっと高めのボディクリームを全身に塗って、
久々にマスクもした。


明日ドキドキする。

少し緊張しながらも、
早めにベッドに入り、眠りについた。
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