地元なじみ。
満員電車を降り、無事に私たちの地元の駅に帰ってきた。
冷たい風に反して、顔はまだ熱を帯びている。

何となくぎこちないような、くすぐったいような……
そんな気持ちからか、うまく言葉が出てこない。

そんな状態のまま、駅前のパスタ屋さんに到着した。

「またここでいいの?」
「うん。他にも食べたいメニューあったし」
「ふっ……食い意地」
「ちょっ……!」

あっ……いつも通りだ。
さっきまでがウソみたいに普通に顔を合わせられている。

……不本意だけれど、早川くんに感謝しよう。




「あれ~?ひなたくん?」

注文したパスタが運ばれてきた時、聞き覚えのある声がした。

「え~!あかりちゃんと2人で来てるの?」

顔を上げると、そこに居たのはやっぱり美玲ちゃんだった。
美玲ちゃん以外にも男女で6人。
多分、クリスマスの時に会った人たちのような気がする。

「ひなたが女子と2人って……まじかよ?」
「彼女……?うそ~!」

美玲ちゃんが私たちをじっと見ている後ろから、様々な声や好奇な視線を感じる。

き、気まずい……
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