地元なじみ。
三島くんに引かれるような高スコアを出せたボーリングもおしまい。
私たち南高メンバーは片づけを始めている。
「あかりごめん、先にトイレ行ってくる」
「はーい。のんちゃんのボールも片づけちゃうね」
「ごめん、ありがとう」
のんちゃんと私のボールを両手に持ち、片付けに向かう途中、チラッと早川くんの方を見る。
後から来た北高のみんなはまだボーリング中だ。
最後に早川くんに挨拶くらいはした方がいいのかな……
悩みながらボールを運んでいると、左手が突然軽くなった。
驚き振り向くと、さっきまで左手にあったボールを持っている早川くんがいた。
「1人で2つとか……ゴリラかよ」
「ゴリラ!?」
どうやら私の左手が軽くなったのは彼のおかげらしい。
そのまま隣に並んで一緒に歩いてくれている。
こういうさりげない優しさに何度助けられてきただろう。
「……ありがと」
「ん」
ボールを返却し、また2人で戻る。
その足取りはやっぱりどこかゆっくりになってしまう。
「バスケ部入った?」
「あ、うん。早川くんも?」
「うん。こっちは女子人数足らなくて休部になった」
「そうなの?うちも男子ほぼ活動してないなぁ」
「ならお互い練習試合することはないだろうな」
「そうだね……」
そうだ。今までと違って、練習試合で会ったりすることはほぼないんだ。
もしかしたらこのまま会えないことも……
これでいいのかな……
この先、美玲ちゃんやあの女の子が早川くんの隣に並ぶのかもしれない。
もちろん他の女の子も。
そう思うと、モヤモヤして心がチクっとして。
忘れたくても忘れられなくて、会えばすぐに気持ちが引き戻される人。
気まずさは最初だけで、話せばすぐにいつもの心地良い空気になる人。
どうしたってこの気持ちは消えないのに。
本当にこれでバイバイでいいのかな……
私たち南高メンバーは片づけを始めている。
「あかりごめん、先にトイレ行ってくる」
「はーい。のんちゃんのボールも片づけちゃうね」
「ごめん、ありがとう」
のんちゃんと私のボールを両手に持ち、片付けに向かう途中、チラッと早川くんの方を見る。
後から来た北高のみんなはまだボーリング中だ。
最後に早川くんに挨拶くらいはした方がいいのかな……
悩みながらボールを運んでいると、左手が突然軽くなった。
驚き振り向くと、さっきまで左手にあったボールを持っている早川くんがいた。
「1人で2つとか……ゴリラかよ」
「ゴリラ!?」
どうやら私の左手が軽くなったのは彼のおかげらしい。
そのまま隣に並んで一緒に歩いてくれている。
こういうさりげない優しさに何度助けられてきただろう。
「……ありがと」
「ん」
ボールを返却し、また2人で戻る。
その足取りはやっぱりどこかゆっくりになってしまう。
「バスケ部入った?」
「あ、うん。早川くんも?」
「うん。こっちは女子人数足らなくて休部になった」
「そうなの?うちも男子ほぼ活動してないなぁ」
「ならお互い練習試合することはないだろうな」
「そうだね……」
そうだ。今までと違って、練習試合で会ったりすることはほぼないんだ。
もしかしたらこのまま会えないことも……
これでいいのかな……
この先、美玲ちゃんやあの女の子が早川くんの隣に並ぶのかもしれない。
もちろん他の女の子も。
そう思うと、モヤモヤして心がチクっとして。
忘れたくても忘れられなくて、会えばすぐに気持ちが引き戻される人。
気まずさは最初だけで、話せばすぐにいつもの心地良い空気になる人。
どうしたってこの気持ちは消えないのに。
本当にこれでバイバイでいいのかな……