地元なじみ。
ダンダンダンダン――
夜のコートにボールの音が響く。
「……あっ!」
パシュッ――
また早川くんのシュートが決まった。
これで2対0。3本勝負にしたので、もう後がない。
しかも、シュートの数だけお願いを聞く、ということにしている。非常にまずい。
ボールを取り、息を整えながら考える。
早川くんが上手いのは今更なのだけれど、何というか……今日の早川くん、本気モードだ。
前の時はなんだかんだ、身長差とか体の力の差を考慮してくれて、程よく手加減してくれていた。悔しいけれど。
今日は違う。身長差も気にせず本気だ。
けれど、力の差の面だけは、ぶつからないように気遣ってくれていて、彼の優しさをまた感じる。
やっぱり早川くんとのバスケは楽しい。
1本くらい決めたいと気合を入れて、最後の対決。
ドリブルで早川くんを抜かないといけないから、足の間を通したり、リズムを変えたりと、フェイントをかけてみる。
「あ……」
けれど、また早川くんにボールを取られ、シュートを決められてしまった。
自信のあったドリブルのやり方だったから、唖然としてしまう。
「癖なんだよ。足の間通した後、絶対右から抜こうとするの」
「え?私が?」
「うん、中学の時からずっとそう」
言われてみれば……そう、なのかも。
自分でも気づいていなかった癖を見抜かれ、それにより止められて……悔しい。
悔しいから、顔をプイっと背けながら負け惜しみを言ってみる。
「そ、そんな気づくくらい、ずっと私のこと見てたんだね。大好きじゃん」
「……まあ、そうだね」
「……っ」
ふざけるわけでもなく、サラッと普通に言うから、私が照れて勝手に自滅している。
「大丈夫?」
「これは自滅だから気にしないで……」
「ふっ」
全てを見透かしている早川くんは満足そうに微笑んでコートに座り、手で隣をポンポンと叩いている。
さすがに疲れているし、素直にそこに私も座る。
「じゃ、早速俺のお願いね」
「う……」
早川くんからの3つのお願い……何を言われるのだろう。
「1つ目なんだけど……」
夜のコートにボールの音が響く。
「……あっ!」
パシュッ――
また早川くんのシュートが決まった。
これで2対0。3本勝負にしたので、もう後がない。
しかも、シュートの数だけお願いを聞く、ということにしている。非常にまずい。
ボールを取り、息を整えながら考える。
早川くんが上手いのは今更なのだけれど、何というか……今日の早川くん、本気モードだ。
前の時はなんだかんだ、身長差とか体の力の差を考慮してくれて、程よく手加減してくれていた。悔しいけれど。
今日は違う。身長差も気にせず本気だ。
けれど、力の差の面だけは、ぶつからないように気遣ってくれていて、彼の優しさをまた感じる。
やっぱり早川くんとのバスケは楽しい。
1本くらい決めたいと気合を入れて、最後の対決。
ドリブルで早川くんを抜かないといけないから、足の間を通したり、リズムを変えたりと、フェイントをかけてみる。
「あ……」
けれど、また早川くんにボールを取られ、シュートを決められてしまった。
自信のあったドリブルのやり方だったから、唖然としてしまう。
「癖なんだよ。足の間通した後、絶対右から抜こうとするの」
「え?私が?」
「うん、中学の時からずっとそう」
言われてみれば……そう、なのかも。
自分でも気づいていなかった癖を見抜かれ、それにより止められて……悔しい。
悔しいから、顔をプイっと背けながら負け惜しみを言ってみる。
「そ、そんな気づくくらい、ずっと私のこと見てたんだね。大好きじゃん」
「……まあ、そうだね」
「……っ」
ふざけるわけでもなく、サラッと普通に言うから、私が照れて勝手に自滅している。
「大丈夫?」
「これは自滅だから気にしないで……」
「ふっ」
全てを見透かしている早川くんは満足そうに微笑んでコートに座り、手で隣をポンポンと叩いている。
さすがに疲れているし、素直にそこに私も座る。
「じゃ、早速俺のお願いね」
「う……」
早川くんからの3つのお願い……何を言われるのだろう。
「1つ目なんだけど……」