地元なじみ。

廊下の声……のんちゃんはああ言ってくれたけれど、早川くんと美玲ちゃんの関係は気になってしまう。
美玲ちゃんは可愛いし、何より学校でもずっと早川くんと一緒にいられるから。

美玲ちゃんは多分、早川くんのことが好きだ。
うらやましいなぁ……妬みや嫉妬はよくないって思いつつも、自分の中に黒い感情が少し生まれている。
そんな自分も嫌なのだけれど。

「……もう!しんみりしちゃって!そしたらさ、あかりものんちゃんも遊びに行かない?テスト終わったらぱぁ~っと!」
「遊びに?」
「うん、遊園地とか!どう?」

梓ちゃんからすごく魅力的な提案がされた。

「「……最高!」」
「ほう、最高だなぁ?自習室でのおしゃべりは最高だよなぁ?」
「「…………ぎゃっ!すみません!!!」」「……すみません」

後ろで先生がお手本のような仁王立ちをしていた。
すぐ反省して、私と梓ちゃんは慌てて、のんちゃんは落ち着いたままテスト勉強に戻った。
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