地元なじみ。
中1*遊園地
無事にテストが終わった後の土曜日――私たちは遊園地に来ている。
地元から2駅先にあるこの遊園地はよく家族では来たけれど、友達同士だけで来るのは初めてで、ずっとワクワクしていた。
梓ちゃんとのんちゃんと私の3人で、楽しい女子会になりそう。
「見て!これ可愛くない?」
「いいじゃん、梓ちゃん似合ってるよ」
「私これ」
「のんちゃんそれ……お化け屋敷のキャラのやつじゃん」
「でも……なんか似合ってる」
「ふふっ、ありがと。あかりちゃんも猫耳、いいね」
パークを回る前に、園内で付けて過ごそうと3人でカチューシャを選んでいる。
ハロウィン前なこともあって、限定デザインもあるから迷ってしまうけれど、キャッキャッしているこの時間が楽しい。
結局、梓ちゃんは魔女風のリボンが付いたもの、のんちゃんはお化けのツノとコウモリがデザインされたもの、私は猫耳のものを選んだ。
猫耳は可愛いのはもちろんだけれど、あの夏祭りで早川くんからもらったカチューシャにデザインが似ていて……
気づいたらそれしか目に入らなくなってしまっていた。