地元なじみ。

最初はジェットコースターから乗ろう!と園内を歩いて向かっていると、前方から予想外の知っている顔がやって来た。

「早川くん……平塚くんに三島くんも」

いつもの3人がいたのだ。

「あれ~?のんちゃん!あかりちゃんにあずさちゃんも!」

そして、その隣には美玲ちゃんも含む3人の女子。他の男子もいて、全員で8人の集団で来ていた。
早川くん、美玲ちゃんたちと来てたんだ……
どっちから誘ったんだろう、もしかして付き合い始めたとかもあるのかな、なんて胸のあたりがチクッと痛む。

「藤沢たちも来てたんだね、偶然だね」
「うん、平塚くんカチューシャとかつけるんだね」
「せっかくだしね。藤沢も猫、似合ってるよ」

平塚くんがクマの耳の可愛いカチューシャをつけていて、なんか可愛い。
他のみんなもつけているけれど、早川くんと三島くんだけはつけていなくて、ブレないなと思う。

「平塚く~ん!行くよぉ~」
「あ……じゃあね、藤沢。茅ヶ崎と辻堂も」
「うん、バイバイ」

美玲ちゃんの声がして、平塚くんたちは反対方向へ向かっていった。
早川くんとは一言も話せなかった。
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