地元なじみ。
「……え、ごめん、痛かった?」
「違うの、痛くない……ごめん、違うの」
せっかく貼ってもらっているのに、心配かけることになってしまって、謝らせてしまって申し訳ない。
申し訳ないのに、涙が止まらない。
「この……倒れたの、ファールじゃなかった」
「……」
「相手の人上手くて……何もできなかった。せっかく先輩の代わりに抜擢してもらったのに、足引っ張ってばかりだった」
「……」
「学年とか身長の差を言い訳にしたくないのに……年上の人相手だからしょうがないって気持ちが一瞬わいてしまった自分も嫌で……」
「うん」
「早川くんも美玲ちゃんもいる前で……もっとちゃんとできる自分を見せたかった」
「うん」
もうぐちゃぐちゃで、何を言っているのか自分でもよくわからないのに、こぼれだす言葉が止まらない。
それでも、早川くんは優しい声色の相槌で受け止めてくれる。
私の言葉が止まったのを確認してからなのか、少しして早川くんが机にあったティッシュを私の前に差し出した。
「とりあえず、使えば」
「……ごめん、ありがとう」
こんな様子の私を見て、ものすごく気を遣ってくれているのが伝わってくる。申し訳ない。
次に紡ぐ言葉を一生懸命考えてくれているのも伝わってくる。