地元なじみ。
「いや、めんどいし、バスケ部とは別に平塚たちと行くかも」
「えっ、団体競技の輪を乱していいの……?」
「花火大会くらいで乱れないだろ」
ハハッと笑いながら話している。
その言葉を聞いてホッとする自分がいる。
けれど……それでいいのかな。
もし、やっぱりバスケ部で行くってなったら……
美玲ちゃんたちと一緒にいるところに、また遊園地の時みたく遭遇するかもしれない。
美玲ちゃんたちは、美玲ちゃんではないかもしれないけれど、ちゃんと早川くんを誘ったってことだよね。あの遊園地の時も、もしかしたらこの花火大会も。
誘ってもいない私がウジウジしたり、モヤモヤしたり……
そんな資格なんてない気がする。
またあの遊園地の時のような思いはしたくない……
告白はできなかったけれど、花火大会に誘ってみることはしないと。
深呼吸をして、意を決して話しかける。